本日のテーマ
10年ほど前の夏ごろ、一人暮らしをしていたアパートのユニットバスで熱い戦いをしました。
その日は半身浴がしたかったので浴槽にお湯をためて、雑誌を読みながら浸かっていましたが、ふとした瞬間に何か黒い物体が視界の隅に見えましました。まさか…と思いましたが、見えた方向をちらっと見ると洗面台の下に黒いヤツがいました。一人暮らしで初対面だったので、パニックで大慌てでユニットバスを飛び出して部屋に戻りました。
風呂に入りたいがヤツがいる。倒さなければならないヤツがいる。ただ、絶望的に苦手なのでスプレー缶を片手に、大汗をかきながら全裸のまま30分以上は何もできませんでした。
刻一刻と過ぎる時間。意を決して現場に戻り、扉を開けてスプレーで攻撃、弱ったところで新聞紙のこん棒でトドメの一撃。そして感触がわからないように何十枚と重ねた新聞紙で、一撃を食らわせた新聞紙のこん棒を包み込むように回収し、ゴミ箱へ。
無事に退治しましたが、風呂どころではなくなったので、急いでシャワーを浴びて上がりました。
ヤツとあそこまで熱い名勝負をしたのは後にも先にもこれが最後です。絶対にユニットバスの物件には住まないと誓ったあの日の熱い戦いの記憶です。
ユッケ
男性/38歳/石川県/兼業農家
2018-08-21 12:41