下校中の白玉

小学校の頃、給食の白玉を口の中に残すという珍事が流行りました。小学校は食べ物や飲み物を持ってきてはいけなかったので、給食の時間以外に食べる事ができるワクワクがあったからでしょうか…。
初めは、男子達がバカな事やってるなーって思っていたのに、流行りだすと私もやってみたくなって食べたい衝動を抑えながら、最長、下校時までもちました(笑)
ある日、いつものように白玉を口の中に含んでいたら、給食後に先生の白玉チェックなるものが始まりました。焦った私は今更もぐもぐしたらバレると思い、力の限り、舌で口の上部分に張り付けて隠しました。
静かで真面目な生徒だったので、先生は、まさか私が口の中に入れてると思わず、さほどチェックされずにほっとしていたら、男子が先生の後ろについてきて私の口の中を覗き込んできたのです。その瞬間、張り付けていた白玉がぽとっと舌の上に落ちてしまいました。
先生のまさかという驚いた顔が今でも焼きついています…。白玉を見るといつも思い出す恥ずかしい出来事です(笑)

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