スカロケ小説第十九話
気のせいかもしれないけど、今、パワー!って誰か言った? お茶の水博士
俺も聞こえた! かぶと丸
もしかしたら、社歌の中の世界からかな? かぶと丸
そうかも。 アンティークカンナ
そうだ!みんなでパワー!やってみる? ケーキ
先頭を走っていた笑う☆コーヒーが洞窟の中に入ろうとした時、何かにドンと跳ね返された。
その後ろに続いていた社員たちが急に足を止める。
「どうしたの?」
次にたどり着いた麻衣子が息を整えながら、笑う☆コーヒーに聞いた。
「透明な壁があるんだよ」
笑う☆コーヒーは透明な壁をドンと叩いて答えた。
ごーーー
「まずいわ!水が戻ってくる」
ゆず茶が後ろを見て言う。
「笑う☆コーヒーさん、ちょっとどいて!パワー!」
すいよう西田が、透明な壁の前に出て手をかざしてパワーと唱えた。
すーっと、透明な壁が上がった。
「急げー」
カリン
女性/59歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2014-09-26 18:04