幸せのバナナ
幸せとは、
雨が降って、
うっとおしいと思うか。
雨音を楽しみ、恵みの雨に感謝するか。
随分前に、こんな事がありました。
とある富裕層じゃない知人が、
なけなしの給料をはたいて、
フギィヤの人形を嬉しそうに持ってきました。
その瞬間、人形を落としてしまい、破損。
本当に悲しそうにしていました。
きっと、彼は、その瞬間、不幸のどん底だったでしょう。
でも、私は、その光景を見ていて、
一瞬で感じました。
彼は、幸せだ。
喜怒哀楽と言いますが、
感情がある生活をしている人は、幸せだ。
今、自分は一人で暮らしていますが、
子供の頃、喧嘩の多かった家族の光景が幸せに感じます。
その時は、苦しかった時もあったかな。
でも、本当に不幸に突き落とされた時、
内戦や戦争や、心無い行為に突き落とされた時、
感情を失くしてしまった人間の瞳。
深呼吸をして、笑顔を造れば、幸せだ。
幸せになるのは、義務だ。
と、アランは言ってました。
感情は伝染するから。
という訳で、
自分の一番の居幸せは、
毎日食べている
バナナが美味しかった時。
「今日のは、特別、美味しいなぁ。」
bar亭主
男性/60歳/東京都/自営・自由業
2018-10-08 17:36