社員掲示板

本日の案件

皆さんお疲れ様です!
私は東北の片田舎で生まれ育ったのですが、中学時代はまさにこの季節に、こっそりと家を抜け出して仲間と川に出向き夜釣りを楽しんでいました。秋は釣りのシーズンでもあり、恋のシーズンでもあります。ちなみに釣りのターゲットも鯉です。練った団子状の餌を流れの穏やかな淀みに放り込んでしまえば、あとは竿を河原の石で挟んで固定して待つだけ。魚が食いつけば竿先に括り付けたスズが鳴ってそれを知らせてくれます。
東北の秋の夜は冷え込むので、4、5人で焚火を囲み、薪がなくなればじゃんけんで負けた者がどでかい懐中電灯を片手に枯れ枝などをかき集めに行き、残った仲間は河原に寝転び、満天の星のもと、虫の声をききながら意中の異性を告白しあったりしました。
もちろん、仲間同士告白するだけで、本当にその異性に告白した勇者は、情けないことに卒業するまで現れませんでした。それでも、皆なんとなく、そんな青臭い夜が心地よかったようで、卒業後二十年ばかりたった今になっても、飲み会では当時の夜釣りの話題になります。

あの時おまえ○○が好きだっていってたよな、あれはないぜいくらなんでも。
言ってねえよ。
いや言ったね。
○○懐かしいぃ!

魚拓をとるような大物にはついに出会えなかったけれど、こんな風に騒いで飲める仲間と出会えたことや思い出が何よりの宝物です。またそっち帰るときは連絡するから、皆で飲もうぜ!

板橋のトム・ビショップ

男性/44歳/東京都/会社員
2018-10-10 18:23

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