本部長、秘書、社員の皆さまお疲れ様です。

若気の至りといいますか、失敗したなぁと思う話です。
当時大学生で、二十歳を迎えた頃だったか、昔お世話になっていた野球部の先輩から突然連絡が来ました。
ちょっとワルな先輩でしたが野球がうまくて、少し憧れの先輩だったので、話を聞いてみました。
その話が、高田馬場にある学生ローンに行って、お金を借りてくれば増やせるという話でした。
先輩曰く、紹介料が入るからということで、30万円借りれば、3万円の紹介料が入るから、それを二人で分けようということでした。

あの頃は競馬を始めた頃で、お金も欲しかったこともあり、話を鵜呑みにしました。
学生ローンから40万円程借りて先輩に渡しました。

しかしその後、先輩との連絡があまり取れなくなりました。
たまに取れても、借りたお金をすぐに返済すると紹介料目的だとわかってしまうので、数ヶ月後に少しずつ返していこうと、言われました。が、どんどん不安になりました。

結果、先輩とは連絡が取れなくなってしまい、色々な人に相談しました。
その時の気持ちは本当にブルーでした。

最終的には自分の母親に相談することになりました。
母はすぐに玄関を飛び出して、先輩の家に一緒に行くことになりました。
地元の先輩で、家もわかっていたこともあり、先輩の親に話をし、たまたま二階で寝ていた先輩と4人で話し合いになりました。

結局はお金を返してもらいました。そのお金ですぐに学生ローンを返済しました。

話には続きがあり、その後も先輩の家には他のお金を貸した人達が訪ねました。
私以外からもいろんな人から紹介料といってお金を借りさせていたのです。

しかし、先輩は家に帰ってこなくなり、その先輩の親もお金を借りた当人がいないことには返せないと門前払いになりました。

私は、あの日母親が取ってくれた行動のおかげで、40万円の借金を抱えなくすみました。

本当に甘い誘いは気をつけないといけない、そんな経験となりました。

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