50周年
相も変わらず趣味の話で失礼致します。
以前書いた、バッドフィンガーの1974年のアルバム2タイトルが再発されました。28日には国内盤も出る予定です。
また今月15日には、彼らのデビュー曲「Maybe Tomorrow」のリリースから50年となります(その時のグループ名は、「アイヴィーズ/THE IVEYS」でした)。
これまでにも書いたように、ピート・ハム、トム・エヴァンズとメンバーが2人も自殺するなどで、どうしても悲劇のイメージがついて回るのですが、残された作品は、むしろそういったイメージからは遠いものです。今回の2タイトルが再発されたことで、久しぶりに全作品が出揃いました。なので、もし良かったら、聴いてみて頂ければと思います。ピート・ハム存命中に出た以下のタイトル、
①マジック・クリスチャン・ミュージック/MAGIC CHRISTIAN MUSIC
②ノー・ダイス/NO DICE
③ストレート・アップ/STRAIGHT UP
④アス/ASS
⑤涙の旅路/BADFINGER
⑥素敵な君/WISH YOU WERE HERE
(⑤と⑥が今回再発されました)
…でしたら、どれもハズレはありません。どのアルバムも、ビートルズ直系の良質なメロディーが詰まっています。中でも、あのポール・マッカートニーもその才能を認めた、ピートの曲がやはり光ります。また、①に収録された、ポール作曲の「Come And Get It」以外は、全て彼らのオリジナルです。
このような優れた作品を残しながら、言うなれば、ビジネスに潰されてしまったことが本当に残念なのですが、逆に言えば、そのようなことに翻弄されながら、これだけの作品を作り上げたことは驚異的とも言えます。50年経った今でも色褪せない、文字通りエヴァーグリーンなのです。お勧め致します。出来れば、20代以下の若い皆さんが興味を持ってくれたら嬉しいです。
つい力が入ってしまいました。失礼致しました…。
ラヴポールT
男性/41歳/茨城県/会社員
2018-11-02 20:45