臭い
その昔、こんな僕にも「今どきの若者は…」と言われた時代がありました。
階級闘争の1950年代、学生運動の60年代に比べると、僕が子供時代を過ごした70年代は『しらけの時代』だと言われました。
「大人しくて、何がしたいかわからない」とか言われて。。。
僕が一番、大嫌いなパイセン。
自慢気に「俺たちの学生時代はな…」とか。
「本気で熱くなれるものがあった」とか、語りだして。
アンタらが学生時代に何したのか?と言えば『革命ごっこ』にうつつを抜かしてただけだろう?とね (笑)
汚い身体で、メットに、タオルの覆面に、ゲバ棒。
石を投げて誰かにケガをさせて、公共物を壊して、社会に迷惑をかけただけなのに、謝罪も説明もなし。
それはつまり「責任をとってない」のだと僕は思っています。
たまーにテレビとかに出てくる革新政党の幹部とか。フォークシンガーとか。「あの頃は良かった、おじさん」みたいな。
そんなにいい時代だったのなら。時代に殉ずるなり、己れの生き方を貫くなりすれば良かったのだ。革命は成らず、もちろん東京は火の海になんかならず、英雄はテロリストになり、一般の先輩がたは “ごっこ”に気がついた瞬間から、シレっと信念ねじまげて、あんなに毛嫌いしていた資本主義から、今でも恩恵を受けまくり。
アンタらが説明しないから、しかたなく自習したんだ、僕は。
だから、
そういう臭いが大嫌いなんだよ。
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2018-11-04 02:28