ちょっとした小話

いつもの東十条のお店で飲んでいたら
３０代前半の女性が、
「サカちゃん来ないみたいだな、午前中に会った時は、
今夜ここへ寄るって言ってたのに・・・」
と、落胆したように女将さんに話しかけた
サカちゃんはこの店の常連で40代前半の独身モテ男
優しい物腰に話し方はインテリで、お顔は甘～い感じ
だから常に女性の噂は途切れない。

その女性、今度はボクたち夫婦に
「サカちゃんのことは知ってますよね」と話しかけてきた
ボクも愛する妻も、サカちゃんのことはとてもよく知っているので
素直に頷いた。すると
「サカちゃん、午前中に会った時、とっても優しくハグしてくれて
でも、彼って誰にでもそんなことするんですか？」と聞いてきた。
そこはボクも愛する妻も大人だから
「そんなこと知らな～い」と答えた。
すると彼女は畳み掛けるように、サカちゃんと自分がどういう関係なのかの説明を始め
そして冷たく気まぐれなサカちゃんへの不安と、それでも断ち切れない熱い想いを語り出した

その話がちょっと途切れた時、女将さんがその女性に
「〇〇ちゃん、あなたも人の奥さんなんだから
もういい加減にして！旦那さん待ってるよ」と言った。
するとその女性
「旦那はこの問題とは関係ないし・・・」だって

なんじゃそりゃ！？

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