本日の案件
皆さん、お疲れ様です。
まだ20代の頃、当時付き合っていた彼女と海水浴デートに行った時のことです。
ひとしきり泳いで、ビーチチェアで横になり、いつの間にか寝てしまいました。
ふと気付くと、何かが僕の手を舐めていました。
慌てて起きて隣を見ると、彼女の姿はありません。
その代わりにゴールデンレトリバーが僕の手をムシャムシャと舐めていました。
すると、ちょっと離れた所から
「こらアンナちゃん❗ダメじゃない❗」
と麦わら帽子にワンピース姿の可憐な女性が駆けてきました。
「すみません」と謝る女性。
いやいいんですよと、しばしアンナちゃんとじゃれていると
「アンナちゃん、お兄さんのことが気に入っちゃったみたい」
と女性は笑いながら言いました。
それから、女性は隣に腰かけて
「どこからいらしたの?」
「車で?ここら辺にはよく来るの?」
と尋ねた後、自分は地元民で近くに住んでいるのだと言いました。
しばらく話した後に女性が僕を見て微笑みながら言いました。
「お兄さん、ゴールデンレトリバーみたいね♥️私ゴールデン好きなんだ♥️」
僕はドキン♥️として思わず「ワン」と吠えて女性に飛び付きそうになりました。
…ですがその時、背中の方に彼女の冷たい視線を感じたのです…。
ハッとして振り返ると彼女が立っていて
「あ…こちらはですね…アンナちゃんと…その飼い主さん…」
としどろもどろで説明しました。
そこからはよく覚えてないのですが…。
何故か彼女がチェキを取り出し、アンナちゃんと飼い主さんと僕を並ばせ…
チェキを二枚撮って僕と飼い主の女性に渡すというよく分からない感じに…
あの時の彼女の瞳は僕の下心を見抜いていたと思います。
…そして、僕は今でもその写真を何故か持っています。
エリーマイラヴ
男性/46歳/東京都/総帥(so sweet)
2018-11-08 16:58