止められるか、俺たちを
先週、映画【 止められるか、俺たちを 】を見てきました。
1960年代後半に映画監督の若松孝二さんが設立し、2012年に監督が交通事故で亡くなるまで、邦画界を駆け抜けた制作会社『若松プロダクション』
1970年代はいわゆる『ピンク映画』の制作を中心に、アクションとエロチックな描写にくわえ、当時の社会に対する反逆精神など盛り込み、新左翼や全共闘の若者たちからも支持されたという。
2010年 制作の映画【キャタピラー】では、ヴェネチア映画祭で数々の賞に輝き。。。
そんな若松プロゆかりの俳優やスタッフが集結し
『若松プロ 再始動 第一弾!』として、当時の若松プロの制作風景を、わずか21歳で助監督として若松プロに飛び込んだ女の子の物語を中心に描く、青春群像劇!
いわゆる『青春もの』ですが(。-∀-)
『いわゆる青春もの』があまり好きではないワタシ(笑)ですが、面白かったです。
製作費に行き詰まって、家を抵当にいれたり、名古屋に『シネマスコーレ』という名画座を作って、買い手がなかった時の放映先にしたり、という伝説は昔からあって、若松監督も制作会社の社長として、時にはご苦労があったであろうことは想像にかたくはなかったのですが。
ある意味、三船プロも、石原プロも、早々に消滅、ないし有名無実なわけで、それでも、しぶとく生き残って、今なお、監督亡きあと、復活しようというプロダクションの本質に触れたい、と思って。
やっぱり、ピンクだろうが、採算取れなそうでも
「やるか、やらないか」だったら「やる」であり「やっちまえば、後はなんとかなる」みたいな(笑)
本質は『映画バカ』に尽きますね。
そういう若者達の「勢いやよし!」という気分にあふれた映画です(* ̄∇ ̄)ノ
明日、2回目、行きたいです(笑)
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2018-11-10 10:20