本日の案件
皆さん、お疲れ様です。
高校を卒業してから2年間、郵便配達をしていました。
僕が担当していたのは配達員の中でも一番きついと言われていました。
市内を一望できる市内一高い所までを上りながら配っていくコースでした。
坂道の途中にある家々はどれも急な階段の上にポストがありました。
バイクを停めては階段を上り降りしなければなりませんでした。
雨や灰の降る日はとてもキツかったのを覚えています。
また、盆や正月にもなると配達物の量は倍以上でした。
だけど、頂上までたどり着くと観光客が訪れる程の美しい景色があるんです。
そこでベンチに座ってホッと一息つくのがいつものパターンです。
そしてもう一つ。
丘の上にはきれいな美術館があって、きれいな受付嬢が二人いました。
その彼女達に会えるのもまた一つの楽しみでもありました。
きれいな声をそろえて「お疲れ様です」と言ってくれるんです。
「君たちに会うためなら、急で長い坂を上るのも苦とは思わないさ」
と心で呟いて颯爽と去っていく姿に彼女達の目もハートになっていたことでしょう。
二人で僕を取り合って、ケンカの一つもしたかも知れません。
郵便配達をしていると、お茶やをいれて待っていてくださったり、栄養ドリンクの差し入れを頂いたり、沢山の人の優しさに触れました。
お見合い写真や僕自身への手紙を受け取るなど、面白いことも時々起こりました。
エリーマイラヴ
男性/46歳/東京都/総帥(so sweet)
2018-11-21 13:43