日常の中の、非日常
映画は enytime,enywhere
(ここではないどこか、今ではないいつか )をお客さんに見せるものだという。
そういう意味では間違いではないんだろうけど…
なんていうか『嘘が下手』っていうか(笑)
不思議な世界で、いかにも不思議そうに見えるものが、不思議そうなことをするのは『当たり前』でしょ? 特撮映画を見に来てるんだから。
そこにサプライズがないから、トキメキがないんですよね。
子供でも誰でも、わかりやすいっちゃ、わかりやすいんだろうけど。
異世界、とかではなく、
普段の生活や人生の延長上にある「日常」の世界に、不意に現れた「ちょっとした違和感」のほうが、実は気持ちの振幅は大きい。と、思うのね。『ここではないどこか』へ連れていってくれる。
例えば。
見た目は大人そうな女の子なのに詐欺師、とか。
学校の校庭に戦車が置いてある、とか。
通勤ラッシュの渋谷駅にガメラがくる、とか。
いつもの、僕ん家と同じ勉強机なのに、引き出し開けたらタイムマシンとか(笑)
誰もがビックリして「ワタシの机の引き出しもタイムマシンだったらな」とか思ったり、中には夜中に思い立って、実際に引き出しを開けてみちゃったりするわけだ。
やっぱり、そこには『日常』と、絶妙な違和感という『非日常』があると思うんです。
騙されるのはわかってるんだから、
どうせなら上手に騙してほしい。
せめて、
特撮の造形が好みのタイプだったらな、と思うけど、微妙だし。
吉岡里帆ちゃんが出てるわけでもなく(笑)
話といえば、
とどのつまり中学生同士の小競合いじゃん。
それは『日常』でしかないから。
ありがちな欧米人の思考。
「宇宙家族ロビンソン」や「原始家族フリントストーン」の世界。異世界に見えて、実はお話自体ただのホームドラマという。
いっつも、あのシリーズは
一時間と経たずに寝ちゃう(。-∀-)
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2018-11-24 07:48