今日の案件
お疲れ様です。
わたしの反抗期は、祖父母に対してでした。両親が共働きだったため、物心ついた頃から幼稚園や学校が終わったあとは祖父母の家に帰り、夜遅くに母親が迎えに来るというスタイル。わたしが中学生の頃には母親が県外に単身赴任となり、父親も帰りが遅いので何かあっては対応できないとそのまま祖父母の家で高校卒業まで過ごしました。
そんな事情からひたすら心配してくれる祖父母と過ごし、その優しさが鬱陶しくなった多感な時期。毎日お弁当を作ってくれた祖母にはおかずが飽きたと文句を言い、洗濯をしてくれる祖父には畳み方が気に入らないと、とにかくわがままを言っていました。
そんな私も地元鹿児島から東京の大学に進学するため、家を出ることになりました。最後まで「頑張ってね」「体に気をつけてね」と心配してくれました。
離れてみるとその心配が懐かしくなり、帰省するたびに大量のお土産と、大好きだった祖母のコロッケをお願いしました。
わがまま言ってた時期を反省すると共に、帰省中に少しでも長い時間を祖父母の家で過ごしました。
そんな祖母は三年前に亡くなり、祖父が一人で寂しそうにしている、と母から時々連絡が時々きます。
今年のわたしの帰りが待ち遠しいようで、おせちを注文するとワクワクしているそうです。
帰省のたびに墓参りにいき、手を合わせ、いつもお礼を言っています。
シアン100%
女性/32歳/東京都/会社員
2018-11-28 17:34