案件
お疲れ様です。
システムエンジニアだったので、その筋で。
納入したシステムにトラブルが生じて、保全部門の担当者では手に負えない状況に陥って、支援を要請されて現地入りした様なとき、お客様のキーパーソンと、しっかり意思疎通して状況をご理解頂き、適切に復旧作業を取り仕切り、何が悪くて障害が生じたのか、どの様に修復して復旧したのかをご説明して、ご納得頂き、「よし、分かった。」と、言って頂けるよう、現場を取り仕切れるようになったら、一人前と、言えるでしょう。
その昔、納入したシステムを初めて使って、全国放送のテレビ番組の初回が、お昼に始まる、まさにその日。
朝一番で、現場に駐在していた保全部門の担当者から「システムが立ち上がらないよ〜っ!」との電話。現地へ急行し、状況判断して、お客様のトップの、老練な方に「これは昼までには復旧出来ません。非常系統での運用で、お願い致します。」と、自分でも、よくぞ言えたものだと思う、お願いをしたのでした。
怒鳴られると思ったその時、お客様は、ひと言「分かった。よくぞ、言ってくれた。」と言われ、大至急で、番組の演出台本の書き換えを指示されたのです。
後から言われたのは、「あの時、君が諦めずに粘られて、昼までに復旧出来なかったら、全国放送の番組が、大変なことになるところだった。早い判断をしてくれたことで、事なきを得られたよ。」でした。
後日、一緒に謝りに行った課長は、「とにかくタック君の対応が良かった。」と褒められて、目をパチクリしてました。
「昨日は一体、何をしたんだ?。あの人に褒められたなんて、初めてだ。」と、驚いていました。
これって、ちょっと、一人前かな?、と思った瞬間でした。
のんびりタック
男性/64歳/東京都/スカロケスポーツサイクリング部
2018-12-12 18:17