本日の案件
皆さん、お疲れ様です。
小学五年生の頃、初恋のまりこちゃんにラブレターを書きました。
まりこちゃんは1つ年下の可憐な女の子でした。
手紙には、まりこちゃんのどういうところがどのくらい好きなのかを書いたと思います。
ですが、自分の名前だけは恥ずかしくて書きませんでした。
いつもより早く家を出て、誰も居ない校舎の入り口…。
まりこちゃんの下駄箱にそっと手紙を入れたあのドキドキ感…。忘れられません。
小学校を卒業するまで毎月せっせとラブレターを書いては…まりこちゃんの下駄箱へ。
そのうち、まりこちゃんの通学路に偶然を装って現れたり、学校の廊下や階段で待ち伏せたりしました。
サブリミナル効果を狙ってのことです。
すれ違った後もまりこちゃんの空気が残っている気がして、いつもそこに立ち止まっていました。
そして、卒業間近に僕はとうとうまりこちゃん家に電話をかけたのです。
「もしもし?どなたですか?」
とまりこちゃんの声を聞いているだけで幸せでした。
受話器を置いてもまりこちゃんの吐息が耳に残っているようでした。
そして、ある日のこと、いつものように電話をしたら…。
「もしもし?どなたですか?」
という声の後、まりこちゃんは沈黙して
「ひょっとして……エリーさん?」
と言ったのです。
心臓が喉から飛び出るんじゃないかと思うほど忘れられない手紙にまつわる話でした。
リクエストはTHE BLUE HEARTSの「ラブレター」をお願いいたします。
エリーマイラヴ
男性/46歳/東京都/総帥(so sweet)
2018-12-13 16:55