命と時間の案件
命と時間の案件
本部長、命とは時間じゃないです。
命とは概念です。
そもそも私達生物が身体を動かすのも、脳で考える事も電気信号で行われます。
原子レベルで見れば、鉱物も有機物質も、ただの物質です。
石ころと人間に違いはありません。
仏教でいう所の自然《じねん》です。
手塚治虫先生も火の鳥の中で、『生きている事と、死んでいる事に違いはない』
みたいな事を言っていました。
鉄腕アトムに魂があると信じている者にとっては、魂はあるのです。
石の人形に命があると感じている者にとっては、その石の人形は大切な命なのです。
つまり、命とは、信じるか信じないか。命とは、人間が創った概念なのです。
時間。
時間というのも人間が創ったもの。尺度です。
いわゆる、時間というものは、本来、存在しません。
今という現実が連続しているだけなのです。
未来とは、未だに来ない想像の世界。
過去とは、既に存在していない世界。
過去とは、記憶なのです。
あの時、ああしていれば、こんな筈じゃなかった。って思うか。
あの時、失敗した御蔭で、頑張ったから今は幸せだと思うか。
過去の景色を変えるのは、今の生き方なんです。
私事ですが、
今年の12月10日に母が永眠いたしました。
日本には、草葉の陰に御隠れになった、なんて言葉があります。
自分には、今も、母が、すぐ傍《かたわ》らで、生きているような気がします。
信じる者にとっては、命とは永遠でもあります。
永遠とは、限りが無いもの。無限。
命も時間も無限にあって、ないものです。
、、、、、、。
と、いう事は、命も時間も同じようなものなのかも知れませんね。
やっぱり、マンボウ本部長は正しい。
本部長、秘書、スカロケ・スタッフ、並びにリスナー社員の皆様。
本年も有難う御座いました。
来年も引き続き宜しくお願い致します。
bar亭主
男性/60歳/東京都/自営・自由業
2018-12-24 14:47