#22 BOMBER 引退。

また1人のレジェンドが引退を発表しました。

みんな彼を親しみを込めて『BOMBER』と呼んでいます。

『中澤 佑二』。

我が子をサッカー好きにさせた人。

2006年のW杯イヤー。
福島県楢葉町にあるJビレッジで、日本代表が練習を公開していると聞いた当時の同僚母娘に誘われ見学に行ったところ、ものすごい人！人！人！
当時小学校低学年だった我が子は恐らく、お腹も空いて、小さいパイプ椅子に座ろうにも足場は悪いし、座れば見えないしで、帰りたい！って思ってたんだろうな、と今思い返しても申し訳ないことをしたなぁと思っています。
二部練習の最後。
ファンサービスを行う数名の選手たち。
その中の1人がBOMBERでした。
握手をして少し言葉を交わして、疲れて眠そうだった我が子のところに来た時、ニコッと笑って「サッカー好きなの？」と声をかけ、首をコクンと頷く我が子の頭をクシャッと撫でて「頑張るからさ、応援してくれる？」そう言って我が子のハートを鷲掴みしたのでした。

あれから12年。
今は違うチームを応援していますが、毎年マリノスとの対戦は我が子にとって『特別な日』となっていました。

膝のケガに悩まされ、昨年の名古屋戦を最後にフル出場が途絶えるまで、フィールドに立ち続けた「22」は静かにユニフォームを脱ぎます。

「ありがとう！
サッカー好きにさせてくれて。」
今朝、我が子は泣きながらニュースを読み、そう呟きました。

ほんとにありがとう。
忘れないよ
『#22 BOMBER』

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