最後までお会いできなかったお金持ち…
皆さまお疲れ様です。
今から20年ほど前、トリマーの仕事をしていた頃、いつも送迎付きでご依頼を頂いていた黒柴ちゃん2匹のトリミングのお客様からお散歩代行のご依頼も受けるようになり、お宅まで伺って夕方にお散歩をするというお仕事がありました。
オーナーの奥さまお話によるとそのお宅は親子でお医者様。
インターホンを押すと、いつもお手伝いさん2人が犬小屋に通してくれるのですが、門をくぐるとイロトリドリのポルシェやベンツ。Σ(-∀-ノ)ノ
私がここのワンちゃんに噛まれた時もお手伝いさんにお金を手渡され「受け取れません。オーナーに叱られますから」とお断りしても、返されても私達も困る、飼い主からの気持ち、あなたの痛かった代です!とポケットにねじ込まれ、若かった私はどうするのが正しいのか分からず、されるがまま。(^_^;)
なんかお手伝いさんまで一般人よりも強い圧をお持ちだったように思い返します。
私以外のトリマー仲間も何度もそこのワンちゃんに噛まれ続け、いつしかお散歩に行かなくなりましたが、先輩トリマーさんもそこのお宅から帰ってくるたびに「あそこの家、すごい」「あのお宅、行くたびに車が変わっとる」など、ザワつくお客様でした。
最後まで誰も飼い主さんにお会いする事なく途切れたお散歩代行。一言ご挨拶してみたかったなぁ〜。
エドマメ
女性/46歳/東京都/アルバイト
2019-01-15 17:58