本日の案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、お疲れ様です。
泥棒に入られたこと…あります。
自宅ではなく以前勤めていた職場ですが強盗に入られました!!!
その日の朝、普通に出社したら会社の前がものすごい人だかりと何台ものパトカー!
何事かと思い会社に入ろうとすると警察官や鑑識の人たちがいっぱい。まさにドラマの事件現場そのもの。
現場を指揮してる刑事さんから事件の概要をきかされました。
朝早く出社した女性事務員を待ち伏せしていた強盗が彼女を脅して金庫を開けさせ、中にあった通帳やキャッシュカード、現金を奪って逃走。
女性事務員を脅して暗証番号を聞き出していたため、その足ですぐに銀行のATMから現金600万円を引き出していました。
襲われた彼女はガムテープで口を塞がれ、手錠で縛られていたそうです。
その後の捜査では社員全員の指紋、掌紋、靴の裏の型を採取され、事件時のアリバイなど何度も同じことを、複数の刑事さんが代わる代わる聴いてきました。
それでも中々犯人は捕まらず数ヶ月が経過した頃、事件は驚愕の展開を見せました…
何と犯人は人質にされた女性事務員の狂言強盗だったのです!
経理を担当していた彼女は請求漏れや未回収金があり、それを隠していました。
少額なうちは他の請求内容を調整したりして帳簿を改ざんし誤魔化していましたが、その金額が膨らみ、誤魔化しきれなくなって事件を思いつきます。
そしてネットの闇サイトで強盗の協力者を求め、見ず知らずのその男と共謀して狂言強盗を行なったのです…
その共謀者の男がATMの写真などから身元が判明、逮捕され、共謀者である女性事務員も逮捕。
彼女は結果一銭も得することなく、ただ仕事のミスを隠すためにやったことが、とんでもない大事件となり、人生まで棒に振ってしまいました…
請求漏れや未回収が判明しても社長に怒られるくらいで済んだのに…余程それが嫌だったのでしょうね。
ヤン坊ましろ
男性/49歳/神奈川県/会社役員
2019-01-16 08:16