ホワイト案件
本部長、秘書お疲れ様です!
昔教員をしていました。学校現場であえて置き換えるなら、児童とその保護者=お客様となります。今回は、新人時代に出会った保護者の方のお話です。
新学期はじめの保護者会でまずはじめにやらなければいけないのが、PTAの役員決めです。
役員決めは基本的に挙手制なので、立候補がいないクラスは、30分でも1時間でも手が挙がるのを黙々と待つことになるので、地獄みたいな空間が広がります。耐え忍んだ挙句、立候補者が現れなければ、その場に居ない人も含めてクジ引きで決めます。こうなったら1年間最悪です。やりたくない人がやっているのでコミュニケーションが取りづらいったらありゃしません。
しかし我がクラスは違いました!開始1分もせずに「誰もいないなら私が。」と名乗り出るお客様がひとり。しかも人望が厚い方なのでしょう。「○○さんがやるなら私も。」と更に他のお客様も挙手をされました。クラス役員の数枠が5分ほどであっという間に決まってしまったのです!!
これは本当に凄いことです。PTAなんて面倒なこと誰もしたくないじゃないですか。それなのにニコニコと手を挙げてくださったお客様。1年間を通して、そのお客様はptaの仕事の為たくさん学校に足を運んでくださったのでお話する機会も多く、その度にたくさんの気遣いをいただき、新人の私は救われる思いでした。
私もみんなが嫌がることを率先してできる人になりたいなぁ。
チョコレート隊長
女性/38歳/東京都/専業主婦
2019-01-21 17:15