本日のお題
本部長、秘書、スタッフの皆さま、社員の皆さま、お疲れ様です
あの時の自分に拍手
私の場合、夜勤が多かったので始発で自宅に帰ることが度々でした
始発電車のカオス状態は凄いですよ~
今の時期なら深夜バスでスキーから帰って来た人でごった返しているでしょうね
週末なら渋谷や新宿で夜を明かした人の朝帰り
酔っ払ったおじさん・お姉さん 凄いです
そんな中真面目なサラリーマンの皆さまが肩身を狭くして乗っているのです
ある日、そんな中を乗っていると若い女性が私に近付いて来て「すみません 助けてください」と泣きそうな小さな声で言って来ます
初めは冗談か何かだろうと思っていると、怯えた目が更に怯えて彼女の目の方向を見るとこちらも凍り付きました
男性だったのですが、年齢は30~40才くらいの細身 髪の毛は肩くらいまでの真っ直ぐなロン毛
メガネをかけていてこう言ってはなんですが昔の「宅八郎」さんの様な方でした
何が怖かったって
顔は紅潮して、目も真っ赤、更にその目が座っているというのはあぁいうことを言うのでしょうね
私の横でしがみ付くようにしている女性に今にも手を出しそうな雰囲気
そこで私は頑張りましたよ
「誰だお前 ここで何やってんだ? 文句あるなら降りてみろ!」と言ってやりました
こちらも怖くて心臓バクバクでしたけど、それが逆に威圧感を相手に感じさせたのかもしれません
宅八郎さん似の男はしばらくそこにいたものの
諦めて次の駅で降りて行きました
よくやった自分!
今でもあの時の自分に拍手を送りたいです
が
そりゃ有難くお礼を言われるのかと思いきや
あまりの怖さで腰を抜かしてしまった彼女はその場で泣き崩れてしまったのです
そりゃ周りは私が何かしたと思いますよねぇ
案の定乗務員さんか何かが私を連れ出し、駅の事務所で事情聴取
結局彼女に再び会うことも出来ず
お礼さえ言われず
帰宅するのもやたら遅くなって散々でした
だからこそ
あの時の自分に拍手を贈りたいです
よくやった自分!
早朝トレーニー
男性/57歳/神奈川県/国の使用人
2019-01-22 18:17