私の周りの外国人案件
本部長、秘書、皆様、お疲れ様です。
私が執行役員をしている会社は従業員130人のうち120人くらいが外国人か外国出身者で、純粋な日本人は私を含め10人程度しかいません。
仕事の内容は建設・土木関連工事、製造業の生産ラインの請負や人材派遣など。
簡単に言えば日本人があまりやりたがらない常に人手不足な3K仕事の世界です。
彼等の国籍はブラジル、ペルー、パラグアイなどの南米諸国や、中国、フィリピン、ミャンマー、スリランカそしてベトナムなど10ヶ国以上です。
そして国民性の違いはいろんなところに現れます。
ブラジル人の多くは陽気で楽観主義ですが約束や時間をあまり守りません…
それに比べてペルー人は真面目でコツコツと働きますが最初だけです。
ある程度頑張ったらすぐに賃金交渉をしてきます。そして自分の希望が通らないと掌を返したようにサボり始めます。
ブラジル人はそんなズル賢いペルー人を信用してないのでブラジル人とペルー人は大概にして仲が悪いです。
また中国人の多くは自己主張が強く、プライドがとても高いです。
中国人は他の社員の前で注意されることをとても嫌がります。自分にミスがあったとしても他人の前で注意されることは彼等のプライドが許しません。
人前で謝る事はしませんし、謝ることは恥だと考えるようです。
そしてベトナム人の多くは中国人に対して良い感情を持ってません。それは中国人はベトナム人を下に見ていると常に意識しているからです。
これは両国の過去の歴史がそうさせているのかもしれませんが双方とも積極的に仲良くしようとしません。
そんな多国籍な彼等ですが仕事は日本人の何倍も一生懸命やります。
彼等はとても貪欲です。パワフルです。自分たちは日本人とは違うことをよく理解しています。
日本人のようにノホホンとしていては生きていけないことをよく知っています。
自分たちは日本人とは違う、外国人なんだ、金を稼ぐために日本に来ているんだということをよく分かっています。
本当なら日本人がやらなければいけないキツイ、キタナイ、キケンな仕事をやってくれています。
これが日本の現実です。
綺麗事だけでは語れない現実がそこにあります。
ヤン坊ましろ
男性/49歳/神奈川県/会社役員
2019-01-23 00:15