ピンチヒッター案件
昔、売れない漫画家をやっていた時、ある青年誌で連載していた売れっ子漫画家さんが〆切に間に合わず原稿が落ちた時の代替原稿(代原・だいげん)として自分の作品が掲載されたことがあります。
その落とした作家さんの担当がボクの担当編集者と同じ人だったので、以前に描いた読み切り作品をストックしてあり急遽掲載のチャンスをいただきました。
しかし、その原稿は一年くらい前に描いたもので絵もまだまだヘタクソでずっと描き直したいと思っていたので掲載されたのが嬉しいような恥ずかしいような複雑な気持ちでした…
そして何よりトビラ(漫画のタイトルページ)には「○○先生、急病のため休載します」のデッカい文字が(笑)
まぁ漫画家を辞めた今となっては、あの一打席もいい思い出になりました。
ヤン坊ましろ
男性/49歳/神奈川県/会社役員
2019-01-24 13:21