本日の案件
ピンチヒッター案件という事ですが、よく駆り出される内容としては「クレーム対応」です。
前職で営業所長をしていた頃の話。
部下の失態で、お取引先様をとんでもなく怒らせてしまったと報告がありました。
その部下より「とても私が収められる状況では無いので、所長行っていただけないでしょうか?」と相談され、当初の予定をキャンセルしてクレーム先のお客様のところへ。
立場上、数ヶ月に一回はこういう話はあるので、慣れてると言ったら良くないのですが、そこまで負担感もなく客先に到着し、謝罪の訪問である旨を伝えました。
社長室に通されて、まず最初に目に入ったのは社長の席の後ろに大きく飾られている「仁義」という掛け軸。
そしてその前に鎮座している日本刀。
社長の第一声。
「で?どうオトシマエつけんねん?」
それなりに修羅場はくぐってきたつもりですが、交渉で命の危険を感じたのはこの時が最後(であってほしい)
もう面談の間中、背中の汗が止まりませんでした。
取り敢えずお客様のお話を聞いて、ひたすら怒鳴られ続け、謝り続け、なんとか事無きを得ました。あの時私が見せた土下座は、フィギュアスケートだったらかなり高い技術点がついたと思います。
本当にいい経験になったピンチヒッターでした。
湘南のそよ風
男性/42歳/神奈川県/会社役員
2019-01-24 18:10