社員掲示板

女盗賊メアリー その七

メアリーは段取りを練った。

セバスチャンが、すでに花形猛多明日の出入りの商人に化けて、賄いの奉公人と馴染みになり、手伝いと称しては上がり込んで住宅の間取図を仕上げている。
もちろん、その手はずは、緻密な情報収集屋のクララが仕組んだ。

ペーターが暖炉の煙突から入って内側から玄関の鍵を開ける。
オンジとセバスチャンとメアリーとクララが入る。

オンジは、花形満や用心棒の左門豊作やオズマに気づかれた時には、アツアツに溶けたチーズを投げつけ、沸かしたヤギの乳をかけて動きを止め、しばりあげる。ケガはさせない掟がある。

図面を元に、皆が絵画がおいてある部屋に入る。
メアリーを中心に、絵にキズを付けないように梱包して1点ずつ背負って盗み出す。

ハイジは、外で、万一、嗅ぎつけてきた火付盗賊改の鬼平が大勢の部下を連れて来た時のための見張りだ。
もし来たら、イロ仕掛けで足止めをする役目だ。
今日は胸が大きく開いた服を着てきていた。
イロ仕掛けは、ペーターを相手にだいぶ予行演習をしたので自信があった。
ペーターと二つ年上のハイジはすでに熱愛モードだった♡╰(*´︶`*)╯♡

くみ

女性/65歳/東京都/黄色くみ広報室長
2019-01-27 23:07

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