社員掲示板

案件

電話はあまりする性格ではないのですが、印象に残っているものがあります。
私が昨年度浪人していて、ちょうどあれは12月に入った頃だと思います。
その時、第一志望はずっと上がらずE判定のまま、周りの大学生になった友達とも連絡を断ち、完全にひとり状態になって部屋にこもっていました。
勉強も手がつかず、ただただボーッと窓の外を見るだけで精一杯な時でした。

高校生の時お世話になった先生から突然電話がかかってきたんです。
調子はどうかとか、元気にしてるかとか、肝心の勉強のことや判定のことは一切聞いてこないんです。今思うとだいぶ気を遣わせてしまっていたなと思っていますが、当時は人から電話が来ること自体に感動して、嬉しくて、でも、やっぱりどこか自分と電話の相手の住んでる世界は違うような気もして、複雑な気持ちになりながら、途中から自分でも何を話しているのかわからなくなって、視界はぼやけ、嗚咽もすごくなり、それでも先生はなにも聞かずに話を聞いてくれました。

どうやって電話を終わらせたかは忘れてしまったけれど、その後すぐにまた勉強を始めたことだけは覚えています。結局第一志望合格の夢は叶わなかったけれど、あの電話はこれからもずっと忘れないと思います。

すまいりー

女性/26歳/東京都/公務員
2019-01-30 07:44

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