カッコ悪い振られ方…
お疲れ様です!
あれは21歳の時…某有名女性漫画家さんのアシスタントの方に一目惚れしました。
その人は1つ年上の女性で八重歯が可愛い人でした。
好きな漫画家さんが同じだったり、音楽や映画など趣味がとても合う人でどんどん彼女にハマっていきました。
その頃、お互い漫画家デビューはしていたので雑誌連載を勝ち取るためアイデアを出し合ったりしながら切磋琢磨していました。
そう、彼女は憧れの女性でありながらライバルでもありました。
その年の暮れ、新人向けの連載コンペがあり、ボクも彼女も応募しました。
そして、彼女は見事に月間連載をゲット!
ボクは負けました。
でも悔しさよりも彼女が連載をゲットしたことが自分のことのように嬉しくて、その日の夜、花束とプレゼントを持って彼女のアパートの部屋を訪ねました。
連載ゲットのお祝いと自分の気持ちを伝えるため彼女の部屋のピンポンを鳴らすと、家から出てきたのは…
彼女の担当をしているK大出身の編集者…
部屋の奥では二人でお祝いしていた様子のお酒と料理が並び、酔った彼女から衝撃の言葉が…
そう、彼女は担当編集者と付き合っていたのです!
連載コンペに負け、そして大好きだった彼女にも振られ最悪の年の瀬となりました。
凍える冬の夜を涙と鼻水でグシャグシャになった顔でひたすら歩いたのは今でも情けない思い出です…
ヤン坊ましろ
男性/49歳/神奈川県/会社役員
2019-02-13 17:40