「また、会いたいね !」
だいぶ前ですが、
美味しいと評判の中華料理店へ、彼女さんと行ってきました。すぐ近くなのですが、いつも家族連れで賑わっていて、お一人様では入り辛い感じ、深夜営業もないので、なんとなく行きそびれていたのです。
中に入ってみると、テーブル間隔は狭く、その間を店員さんが忙しそうに動き回っているさまは、なんだか雰囲気があります。
キッチンの前に立って、中国語で指示しているお姉さんや、店員と客とのやり取りを聞いていても、どうやらこの店には流暢に日本語が話せる人は一人もいないようです。
注文しようとしたら 、ぶっきらぼうに「コレ、カイテ!」とテーブルにあった伝票を指差しました。「あぁ、そういうシステムか」と料理番号やら中国語の料理名やら苦労して書き上げて、なんとか渡して、周りを見渡すと、周りのお客さんは普通に口頭で注文してて「なんだ?なんだ?」と、若干、気分を害し(笑)
「こりゃ、料理も だいぶ時間かかりそうだな…」と思っていたら、けっこうテンポよく料理が上がってきます。ただ 「ハイ、ドゾー」と雑にドンっと置いていくだけです。
しかし、
量があって、味も美味しい。
よく見ると店員さんたちもまったく笑顔がないわけでもなく。ここにきて「そうか! この人たちには『お客様には愛想良く』という概念がないんだ!」と気がつきました(笑)
要するに悪気はない、んだと。
本場、中国や台湾ではこんなもんだよ、といわれれば、行ったこともないので、こんなもんかな、と納得するしかありません(笑)
「スピードは最大のサービス」という事も昔から言われてることで、できるだけ早く美味しいものを出すことに特化していて潔い。言葉の不自由さも、なんだか異国情緒を感じてきて、ちょっと気に入っちゃいました。
最後にお会計。
そこはさすがに笑顔でお釣りをわたされ、一緒に次回使える¥500割引券をもらったのですが、そこには、
『また、会いたいね!』と書いてありました。
( ̄▽ ̄)
「お待ちしています」でも「またお越し下さい」でもなく『また、会いたいね!』
この非常に微妙な、
間違え方が 、かなり最後にツボ (笑)
【 神州之華 / 登戸 】
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2019-02-15 00:39