藤沢周平の世界
『今はお幸せでござろうな』
一度嫁いだ相手は急逝し、二度目の結婚相手はとても尊敬できる相手ではなく… 。
そんな生活に身を置いている想い人・野江に偶然出会った弥一郎が言うセリフ。
昔、野江には弥一郎との縁談があったのに、ご縁の糸は絡まって切れてしまった経緯があった。
野江は、このときの出会いで初めて弥一郎の人となりに気づく。
『今はお幸せでござろうな』の一言の中に万感の想いが伝わってくるようです。
あなたは幸せであってほしい。
あなたは幸せでなくてはならない。
… なぜなら、私が愛する人だから。
弥一郎を演じる東山君。
セリフが極めて少ないのです。
「それなのに」か、「それゆえに」か、全編に流れる情感が豊かで清らかで透明で好きな一編です。
佳い作品とはこういう映画のことか、と。
調べてみると「この作品が映画になるのか?」という一文がありました。
これから書店を回って原作を探しに行って来ます!( ̄^ ̄)ゞ
Amazonだと早くても月曜日ですって!
こういうことに1日を費やすことを『贅沢』と言わずしてなんと言おう?
みなさま、どうぞ、楽しい1日を♬
╰(*´︶`*)╯♡
くみ
女性/65歳/東京都/黄色くみ広報室長
2019-02-16 12:16