あ〜んけん♪
高校生の時の春休みに、遠縁の書店でアルバイトをさせてもらいました。たぶん初めてのアルバイトだったと思います。
ベテランの利発そうなおばさまスタッフさんと二人だった時、ベテランさんの手が塞がっていたので、電話を取りました。
『カイシャシキホウ』という本を取っておいてくれという内容をやっと聞き取り書き留めました。
メモを書き直してベテランさんに渡そうと思いました。
『カイシャ』は『会社』だろうと確信がありましたが『シキホウ』が浮かんできませんでした。迷って、たぶんこれだなと思いつき、『会社式法』と書いたメモを渡し、電話の内容を伝えました。
遠慮なく、プププ!っと笑われました。
心外で、ムッとしました。
『会社四季報』だと教わりました。
書店です。周囲の何かで書名を確認できたはずです。そうすることもアタマに浮かんだのに手間を省き、あげくに、自信ありげにきれいに清書したメモを渡す新米バイトに、よくぞ笑ってくださいました。
確認すること。
自分の知らないことがたくさんあること。
(学校などとは)仕事は全く違う世界であること。
なんの裏付けもないクダラナイ自信を持っていたこと。
今思えば、この小さな洗礼は、大きな気づきをくれました。
お名前も忘れてしまいましたが、ベテランの女性スタッフさんと『会社四季報』に、とても感謝しております♪
くみ
女性/65歳/東京都/黄色くみ広報室長
2019-02-21 09:01