「怒る」と「叱る」
両者は全く別のものです。
怒るのは自分の感情の爆発であり、相手を屈服させる事で自己の充足を果たす行為です。結果として相手を屈服させる事が目的ですので、自分よりも弱い者に向けられます。
同等の相手ならば怒るのも良いでしょう、心ゆくまで怒鳴り合うも殴り合うも勝手にすればよろしい事です。
叱るのは教育です。悪い事を認識させ、再発を防ぐ事が目的です。叱る側は感情で行う事は出来ません。どのようにすれば理解してくれるのか、冷静に考えて行動する必要があります。
これは子供でも部下同僚でも同じ事です。
昔の知り合いに言われた事があります。彼女は4人の子供の母親でした。子供が危険な事をしそうな時は躊躇なく叩くべきと教えられました。子供がストーブに手を伸ばしているのであれば、赤ん坊でさえもその手を叩いて強く叱り、その子にやってはいけない事と記憶に刷り込む事だと言っていました。
自分は父親からコテンパンに殴られて育ちました。どのような時でも自分に落ち度があると理解していましたので、これは叱られていると受け止めていました。
すでにおばさんやおっさんになった自分の3人の子供達をぶん殴ったのは長女の1回だけです。この時は口頭注意は叱るでしたが、そのあとは怒りでした。反抗してきた高校三年生とスタンドで殴り合い、叩き出しました。
自分が子供の時に受けた事をDVとは思っていませんが、父親を本当に怒らせたら殺されると思った事は事実です。だからと言って自分が暴力的に弱者をマウントするかと言えば、今のところそれに至っていません。
躾と言えば何でも許されるのは間違いです。でも悪い事をする子供を叱らないというのもおかしな事です。子供の身体に複数の傷が残るのは異常です。でも「叱る」と「怒る」の区別ができないクズばかりであれば法で縛られても仕方がない事です。だってクズなんですから…(笑)
FUJI2
男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2019-02-27 22:17