案件
就活されておられる皆様
あなた方の学んだこと、現時点でのスキル、残念ながら企業の収益には全く役に立ちません。
残酷な言い方をすれば居るだけで企業の経費の無駄になります。でも企業が新規雇用を行うのは投資です。後々の戦力となって会社の収益で回収するために採用を行います。
雇用契約は企業と個人のもので、その関係は対等です。欲しい人材であれば企業は厚遇するでしょうし、能力が低ければそれなりの条件で契約を結ぶしかありません。日本特有のベースアップという考え方は近い将来、完全に無くなる可能性もあります。普通に仕事をしていたのでは給料は上がらず、賞与も無くなり、企業利益を出した者に対して単年の賞与という形で報奨を与え、昇格という形で仕事が変わらないと給与は上がらないという時代が来ると思います。
むかし上場企業に買収されて、企業経営を味見させてもらいました。当初経営計画は1年、3年、5年、10年でした。しかし10年と5年の長期計画は無意味として廃止しました。1部上場の超優良企業の判断は経営環境の変化を読み切ることは困難であり、長期計画を立案したところで実行できなくなる可能性が高いという判断でした。
その文言が当たるようにバブル以降、銀行や証券会社が倒産し、優良企業と言われた大企業が倒産や合併を行い、多くの社員が職を失うということを繰り返しています。大手だから安心ということはありません。大企業という看板は一生を保証するものではなく、その看板はいつ無くなってもおかしくないということです。
働きやすい、自分を認めてくれそう、休みが多い、そんな理由で選ぶことに反対はしません。でも企業経営は利益を出せなければ、何処かを切り詰めて、それもできなければ存続できなくなります。
自分がやりたい仕事がある。それがさせてもらえない…これも当然です。スキルがなければさせてもらえません。それは与えられるものではなく、自分の時間を使って、努力して、成果で見せて、信用を得て、その先に「任せてみようか」になります。
やりたい仕事を目標にすることは良いことです。であればそこに行くまでのアクションプランを立てて、マイルストーンを置いて、評価基準を決めて、時間軸で自分がどうなっているのか、このさき何をすればよいかを考えて進むことです。
FUJI2
男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2019-02-28 11:21