ちょっとした小話
いつもの東十条のお店飲んでいると
20代の常連の、アイドルのように可愛い仁美ちゃんが
新宿のバーでバイトをしていると話をしてて
「帰りはね、いつも終電がギリギリで
新宿の人波をかき分けて、駅まで走って、
大変なの・・・」と、言った
すると、そこに居た40代のこちらも常連の独身男が
「俺、車で迎えに行ってもいいよ。
週に3回なら大丈夫、なんとかなる」
と、マジ顔で言った。
だがしかし、残念ながら話はそこで途切れ、
彼女はその男の言葉に反応せず、
逆隣りに座るボクに話しかけてきた
しょんぼりしてる彼を見て思った
人は誰でも、好意を持ってる人にとって、
「必要な人」になりたいんだなって。
そう!「必要な人」になれば、次の段階へ
進む可能性も出てくるからね。
そんな彼が酔うといつも
「今更彼女なんて面倒臭い。
食べたい時に食べて、寝たい時に寝る
一人暮らしがやっぱり気楽でいいですよ、
ねぇ、とようさん」と言う。
気持ちとは全く裏腹の彼の言葉がとっても寂しく悲しい・・・
とようのドラ息子
男性/47歳/東京都/自営・自由業
2019-03-04 00:05