案件…忘れたい冬の思い出〜

あれはイラストレーターとして独立して2年目、あまりの仕事のなさに途方に暮れていた12月のある日、いつものように
出版社に売り込みに行く電車の中でスリに遭いなけなしのお金が入った財布を取られて文字通り懐の寒い思いをして、出
版社に着いて編集部のチーフに事情を話
して帰りの交通費をお借りして、やっといただいた小さなイラストの仕事に希望
を抱きながらの帰り道、今度は酒酔い運転の車にはねられ利き腕の右腕と肋骨を
粉砕骨折してそのまま救急車で搬送〜入
院。やっといただいた仕事もパーになり本当にみじめな気持ちで病院の窓から見ていた外の景色はもう忘れたいです。

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