社員掲示板

案件

自分が社会人として働き始めたときにはネットは1対1の音声信号での通信でした。FAXなどでおなじみの「ピ~、ギャ~…」というデジタル信号を音声周波数の違いに置き換え、伝送させて受信側で信号を戻すというものです。当時はパソコンの原型が出てきたばかりの頃で、仕事はすべて現場や工場で行っていました。一歩外にでれば仕事は終わりでした。

外資系のミニコンメーカーに転職した時にその会社がイーサネットの認証を世界で2番めに取得して製品化しました。イーサネットは米軍の指示で当時のハワイ島で使用されていた大学のネットワークをベースに物理層とデータリンク層を規格化し、当時のゼロックス、インテル、デックが作り上げました。なぜ自分が居た会社が2番めの認証取得ができたのかは謎でした。ついでにラップトップコンピュータを初めて作ったメーカーでもあります。同軸ケーブルにコンピュータをぶら下げることで双方向に通信ができる仕組みはどんどん発達して、速さも、規模も格段に大きくなりました。

このネットワーク製品が出てきてしばらくして移動体通信の普及がはじまりました。お国の電話研究所に初期のネットワークを入れたのは自分たちです。戦前は軍需産業を行っていた企業の建屋で爆弾の直撃でもスラブに穴があかない堅牢な建物に穴を開けてケーブルを通すというのはたいへんな作業で、工事業者さん方に文句を言われながらの作業でした。

そうして作った下地のおかげで…

携帯電話が普及してパソコンやスマホがどこでもネットにつながるようになったおかげで、この20年は24時間365日「開いてて良かった」状態で仕事の対応を求められるようになりました。それなりに高い給料でも年4,000時間も働いていればアルバイトさんの時給とそれほど変わりません。

さらにここ数年は国際線の飛行機の中でWiFiが使えるようになり、唯一の逃げ場所であった「国際線で移動中」という看板も使えなくなりました。(笑)

FUJI2

男性/67歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2019-03-19 10:25

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