本日の案件
皆様、お疲れ様です。
本日の案件ですが、自分のスマホには小学校六年生の頃、中学受験の為に行っていた塾──その塾の帰り道で一緒に帰っていた友人の連絡先が残っています。
とても仲が良く、二人とも第一志望が同じ事もあり互いに励ましあってきた仲でしたが、中学受験では自分だけが志望校に合格。
その頃の僕は喜びに舞い上がり、すぐさま友人に合格を告げる電話を掛けました。
今でも後悔するその電話は、既に自分が不合格である事を確認した友人が一言も発さずに電話を切る事で終わりました。
その時になって初めて、自分が何をしてしまったのか悟りました。
現在、自分は浪人生です。
携帯から引き継いだスマホの連絡先には未だにその友人の連絡先が残っています。
一年程前、意を決して電話をかけて見ましたが、現在は使われていないと言うアナウンスだけが流れたのを覚えています。
通じないと分かっている連絡先ですが、不思議にそれだけはどうしても消す事ができず、今でもスマホに残っています。
生き馬の目抜き通り
男性/25歳/東京都/学生
2019-03-27 14:22