恋愛失敗案件

本部長、秘書、社員のみなさま、毎日お疲れさまです。
私の恋愛失敗聞いてください。
高校の時、吹奏楽団に入り、その時に一人の先輩に一目惚れしました。
「頭がとてもよく、楽器がとても上手・誰にでも優しい・さらにイケメンの部長」
の三拍子に先輩を見るたびに胸がドキドキしていました。
３ヶ月がたち、居てもたってもいられなくなり、ついに告白する決意を固めた瞬間。その本命の先輩から声をかけてもらったのです。緊張しながら振り向くと
「恋って、どんな味がするんだろうね」とうっとりしながらの一言。
唖然する私をよそに、いきなり箒を持ち出し廊下で「I can fiy!」と叫びながら箒に跨がり、片足に地面と水平にして飛ぶ真似を何度も繰り返していました。
一気に私の中の先輩像が音をたてて崩れ去りました。もちろん告白はしていません。
見た目で判断するなってこう言うことを言うんですね。大失敗しました。
それ以来。男の人を見ても、なんとも思わなくなり、未だに彼氏を作ったことがありません。
でもそろそろ前に進みたいと思っているので、本部長、刈り取っていただけませんか？お願いします！

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