恋愛失敗案件

本部長、秘書お疲れ様です。中学生だった時、私は初めて恋をしました。別に付き合いたいとかそういんじゃなく、その人を影からこっそり見てるだけで、すごく毎日幸せな日々を送っていたのです。
当時、消ゴムに好きな人の名前を書くと両思いになれるという謎の伝説があり、あわよくばと、私も好きな子の名前を書いてケースで隠していました。ある日、隣の席の男子に消しゴム貸して！と言われ、やだな～と思いながらも、貸さないと逆に怪しまれると思い、貸したのが最後。そいつ、ケース外しやがったんです。ケース外したまま返しやがったんです。そいつはクラスでも目立つ存在でいつも調子に乗ってるタイプです。そんなヤツですから黙ってる訳がありません。クラスのほとんどの男子に知られ、勿論、好きな子にも即、ばれてしまったのです。すごーく恥ずかしくて気まずいままの中学校生活を送りました。ピンチはチャンス！と言いますが、今思えば、ばれてしまった事をチャンスに代えて、告白しちゃえば良かったな～と思いました。失敗したな～。

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