本日の案件
お疲れ様です!
本日の案件ですが、私が中学二年生の頃の話です。
私は親の都合により受験をして受かった第一志望の中学校を離れて中国の日本人学校に転校する事になりました。
思っていたより早くその学校に馴染めたのは良かったのですが、そこの日本人学校は完全バス通学で、週に3回部活動がありました。
もし部活に入らなかった場合は帰りのバスが来るまで校舎で待たなくてはならず、日本では帰宅部だった私は半ば適当に陸上部を選びました。
が、ここで一つハプニングが。
何故か部長が学期ごとの交代制で、更に誰一人部長に立候補せず、ジャンケンの結果私が部長に。
顧問の先生に何をしたらいいか度々指示を仰いだり、やけくそで鬼ごっこを提案したら何故か通ったりと色々ありましたが、時は過ぎ去り中学二年生最後の部活の時間に。
そこで初めて、私は衝撃的な事実を知りました。
そう、その学校の陸上部には部長が最後の部活動で行う代々受け継がれていたとある茶番劇があったのです。
「私は陸上部の経験を通して助走が大事だと学びました」
“女装”をしながらそう言った私の姿を見た後輩の引き攣った笑顔は忘れられません。
ついでに本当にそれが代々受け継がれていたのかも未だに謎です。
ただ、今となってはそれも含めて青春の思い出の一ページです。
生き馬の目抜き通り
男性/25歳/東京都/学生
2019-04-09 17:35