本日の案件
本部長、秘書、スタッフの皆様お疲れ様です!
本日の案件、10年以上前のことで記憶も曖昧ですがたまに思い出す出来事があります。
学生時代、家への帰り道はバスを利用していました。とある日のこと、いつもより車内が暗いなと思っていたところ、運賃の掲示板も段々と薄らいでいき、車内の電灯と共に消灯してしまいました。
ただエンジンは動くみたいで運転手さんは詫びながら運行を継続していました。しばらくするとドアも自動で開かなくなり、バス停に到着する度に運転手さんが汗だくになりながら前ドアと後ろドアを手動で開け閉めして、お客さんの乗り降りが終わると運転席に戻り発進をするという手順を繰り返していました。
こんな手間がかかる行動なのにほとんど遅れていません。なのに途中からは料金ももらってなかったと思います。
降りて行くお客さんから苦情は一つも出ず「大変だね!」「頑張ってね!」と応援の声ばかりでした。
そして私が降りる少し手前のバス停でとうとうエンジンもかからなくなり、運転手さんが精魂尽き果てた声で一言「すみません...もう動きません...」
思わず他のお客さんと笑ってしまいました。
私はそのまま歩いて帰りましたが、一緒に降りた夫婦の旦那さんが「次のバスに乗り換えてもいいけど、今日はこのバスと一緒に帰るか」と言っていたのを覚えています。真意はわかりませんが、大変な状態だったにも関わらず和やかな雰囲気だった車内の出来事が名残り惜しかったのかもしれないです。
リクエストは是非、ゆずの「サヨナラバス」でお願いします(^^)
マロン記念
男性/41歳/福岡県/会社員
2019-04-09 18:14