ドラマ化希望案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆様お疲れ様です!
初書き込みです。
本日の案件ですが、私が高校の時に所属していた吹奏楽部での話です。
当時私が通っていた兵庫県の高校の吹奏楽部は少人数で、規定で全国までいけないものの、そこそこの強豪校で年に一度の夏のコンクールでは県の代表争いをする程の実力でした。
しかし、そんな実力を持っていても関西の県の中で競う関西大会では金賞をとったことがなく、
私が高校2年生の頃の夏のコンクールでも銀賞に終わってしまいました。
そのコンクール時に指揮をして下さった外部指導の先生に憧れを抱いていた私の同級生がいたのですが、
その子はなんと高校卒業後、音楽大学へ入学し、卒業後この高校に帰ってきて、吹奏楽部の外部指導の先生として指揮棒を振るようになりました。
あの憧れていた先生のように。
そしてその憧れの先生に告げたのです。
「学校が無くなるまでに関西大会で金賞をとる」と。
そう。私達の学校は合併が決まっていて、閉校になるまでそんなに時間はありませんでした。
その短い猶予で先生と私達の音楽を超えてみせると宣言した数年後、閉校の年、見事彼女はやり遂げたのです。
「関西大会金賞」
これ以上にない栄誉ある賞で、現場に居た全員が号泣し、抱き合い、歓声をあげて喜びました。
トロフィーを持った彼女は本当に輝いてました。
今はもう母校はありませんが、この思い出は私の中で数年かけて完成したドラマです。一生モノです。
私が主人公じゃないですが、このハッピーエンドを彼女と一緒に作れてよかった!
欲を言うとハーゲンダッツ貰えればもっっとハッピーエンドになるはず!!!!!
追伸
演奏した曲は「百年祭」という曲です。
Wikipediaを見たら概略がまさしくこの過去とぴったりで震えました。
めげ
女性/34歳/東京都/会社員
2019-04-09 19:09