案件(ヤギ専務のおやつ)
皆様お疲れ様です。
小さい頃からデブ族豚科の部類でしたので運動全般が苦手でした。また、小中学校では将来の明確な目標が無かったので勉強も一切していませんでした。そんな自分でしたので一切無理せず「できない」ことはできないと受け入れていました。
勉強しなくても理系科目はそこそこできたので、オイルショックで就職先が殆ど無い状況でしたが、何とか潜り込ませていただきました。
運動や勉強と異なり、現場での仕事では結果を突きつけられました。無理無茶など当たり前、新製品であれば品質を検証して保証するための検査手順を作り、実施して、その製品の品質保証が出来ていることを顧客に証明し、現場で設置した後に保守担当者へ教育を行い引き継ぐ、きつくて命を落とす者も出る…そんな仕事をおこなっていました。
仕事の中で「知らない」とか「わからない」という自分が許せませんでした。インターネットが無い時代、先輩社員に聞き、文献や書籍を漁り、月給9万円で毎月4万円分の書籍を自腹購入して、夜中に泊まり込んで学び、学んだことをを検証して、手順書をまとめ、翌朝に上司に提出して、「何だこんなもの!もっと考えろ!!」と投げ捨てられ、「くそ~っ!」と思い徹夜を重ねての毎日でした。
定形業務であれば周囲に聞けば済むことでした。経験豊富な先輩社員であれば様々な手順を丁寧に教えて貰うこともできました。しかしながら、それでは先輩社員以上のスキルを持つことは出来ないと思い、限られた時間の中で納得するまで学び、結果を出すことを自分に課しました。
あの頃の残業は月120時間程度でしたが、残業にカウントできない自己学習を含めれば20時間以上、最高で90日連勤ということもありました。こんなことをした結果、40代の頃は年間4,000時間以上で働き続けることもありました。どの会社でも「知らない」ことを知っているフリで流すと人命に関わる事故が起きる可能性があるため、「知ったかぶり」は出来ませんでした。そのためにいっぱい無理をしてきたかもしれません。自分は不器用なので、こんな効率の悪い方法でしかできませんでした。今の若い人たちであればもっとスマートな方法で成果を出せるのだと思います。
でも仕事が「逆上がり」だったら、すぐに諦めて退職していたと思います(笑)
FUJI2
男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2019-04-16 10:55