今日の鼻歌
【 制服 / 松田聖子 】
【 卒業 / 斉藤由貴 】
【 春なのに / 柏原芳恵 】
かれこれ35年も前の話ですけど、
ワタクシが進学したのは世田谷のとある都立高校にて『自由服』でした。
一応『標準服』という詰め襟の学ランも用意していましたが、学ランは私服のローテに詰まった時と、悪天候の時くらいで、着ていくのはほとんどカジュアルな私服でした。
中学3年間、ネクタイしめてましたから、
最初はもう、解放感いっぱいでしたよ。
特に夏なんか短パンにタンクトップにビーチサンダル。とか。
ついでにカバンの中には、ドライヤーと水着とジャンプしか入ってなかったです。
我ながら酷すぎる(笑)
さすがに廊下で鉢合わせた校長先生に見とがめられて、校長室に連行されて「『自由服』が自由すぎ 」と叱られましたけどね。
そんな『自由服』も1年もすれば飽きてきました。
バイト代つかって洋服買うのも大変だし。
所詮は高校生。懐具合も流行りも同じ。
バイトの給料日の次の日曜日に下北沢の『ジーンズメ〇ト』で買うから、翌月曜日になると色違いも含めて5~10人くらいは同じ服のヤツと廊下でスレ違う、その気まずさとガッカリ感。
友達と着なくなった服を物々交換したりもするけど、お互いに ダサいと思ってるものを持ち寄るから、結局、イマイチだし。調達先はやはり下北のジーンズメイ〇だから(笑)
そんなこんな、3年生になると、
面倒くさくなって、どうでも良くなって、
ほとんど学ランばかり着ていくようになりました。
高校3年間、中学の時のセーラー服で通っていた女子もいましたし、そういう意味では『自由』だったのかな。
見栄を張ることなく、学費の安い都立高校には中流以下の家庭の子供ばかりで、標準服や制服は最初、揃えるのは親御さんも大変だけど実は家計には優しいシステムなのかもしれないですね。
ちなみに僕の学ランは従兄弟の兄ちゃんのお下がりで、学ボタンだけ購買部で買って、付け替えた物でした(^-^)v
これまた昔のシステムは貧乏に優しい。
制服も悪いことばかりではないですよね。
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2019-04-19 05:54