井の中の蛙の諺について
昨日の放送で本部長が井の中の蛙大海を知らず…されど『空の青さ(高さ、深さ)を知る』という話をしてましたが、この諺の『されど〜』以下の部分は日本で後付けされたもので、原典である荘子の『秋水篇』[井蛙不可以語於海者、拘於虚也](水たまりの蛙は海のことは語れない=狭い世界しか知らない者は広い世界のことを語れない)の『世間知らず』のことをいった諺とは意味が変わってきてます。
この付け足しをした人物は近藤勇という説もありますが確かではありません。(多分、間違った情報だと思ってます)
言葉も諺も時代と共に変化していくものだとは思いますが、この『されど〜』以下の付け足し部分は捻くれ者の方便のように感じるんですよね。
広く浅くではなく、狭くても深く物事を知ってることを主張したい諺にすり替えてしまった誰か…
こういう捻くれた発想は嫌いじゃないんですけど、素直に世間知らずを戒める諺として受け止め、伝える方が良いのかな…って感じました。
決して文句を言ってるのでも否定してるものでもなく、誰かが足した本来の意図とは違うものが、さも本当であって世間に広がることは怖い気がするのです。
多数決、民主主義の時代だからこそ、数の論理、間違った多数が、正しい少数を駆逐するようなことはあってはならないように思うのです。
偉そうに言ってすいません。radikoでもう一度聴き直していて気になったもので…
ヤン坊ましろ
男性/49歳/神奈川県/会社役員
2019-04-24 13:40