今日の案件

平成10年の５月。
私の父が他界しました。

私は高校生。
ガンで闘病中だった父に、その夏、インターハイへ連れて行く約束をしていたため、ゴールデンウィークの強化合宿中でした。

前日の夜には、父と電話で話をし、
「今日は、大好きなそばとお寿司が食べられたんだ！」と、嬉しそうな声を最後に、その晩、急変。

私は、合宿中だった為、最期の時に間に合わず…
道中で訃報を聞き、その場で泣き崩れました。

その晩、父と共に家に帰り、もう動かない、喋らない父の側で泣きました。
絶望感で目の前が真っ暗でした。

そして、明け方…
幸せそうな顔で笑っている父が目の前に！！

絶望している私を心配したのでしょう。
安心できるように、夢に出てきてくれました。

その笑顔でようやく前を向けた気がします。
いまでも、あの笑顔は脳裏に浮かんで、幸せな気分になります。

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