三毒の底
リンゴさんの最新アルバムから先行配信された「TOKYO」が予想した方向なのに、予想を超えたクオリティーだった!楽器(奏者)と歌詞を先に見て、この素材ならこう来るだろうって思ってたんだけど。超えてきたわ。斜め上を行かれることは度々あるが、予想した軌道なのに更に上を行かれたわ。
アルバム「三毒史」の三毒は人の煩悩の事で、1曲目の「鶏と蛇と豚」が正に三毒のシンボルのそれで。英題が「Gate Of Living(この世の門)」と来て、最後の曲が「あの世の門」と来てる。既出曲の並びから予想するにアルバム通して聴くと「煩悩の生から、悟りの死まで」のストーリーになるんだろうか。その全13曲の真ん中が「TOKYO」で、大都市を冠しながら深い底にいるような歌なんだな。転がって、堕ちて、這い上がって、大往生かな。通して聴くの楽しみだな!待ち遠シイナ!
ウミネコ
女性/37歳/東京都/建築設計
2019-05-17 17:10