社員掲示板

〆切案件

お疲れ様です!
〆切…二度と聞きたくない言葉です。

昔、売れない漫画家をやってる時、いつも編集さんから「〆切が!印刷所が!」と急かされていました。
ある短期連載を描いた時のこと、元々聞いていた〆切が急遽1週間早くなったと担当編集者から連絡があり大慌てとなりました。
知り合いの漫画家さんにも急遽アシスタントを頼み、最後の3日間はほとんど寝ないで作品を仕上げ、なんとか〆切に間に合わせることが出来ました。
そして一年くらい経過した頃、何故〆切が急遽早まったのか酔った担当編集者から真相を聞かされました。

それは、某売れっ子先生が旅行に行くことになったので〆切を新人だった自分と入れ替えたのだというのです!

雑誌は一度に全ページを印刷するのではなく印刷する輪転機のページ割により、いくつかの段階に分かれており、早番の印刷と後番の印刷があります。

元々、原稿を仕上げてから旅行に行く予定だった有名売れっ子先生が早番の〆切までに仕上げることが出来ず、新人だった自分とページ割を変え、その影響で〆切が早まったのだとか…

売れたもの勝ちの弱肉強食の世界を痛感した瞬間でした…

それ以降、それまで大ファンだった、その有名売れっ子先生の作品を読んでも笑えなくなりました…

ヤン坊ましろ

男性/49歳/神奈川県/会社役員
2019-06-04 17:23

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