案件
皆さまお疲れ様です。
小学校の先生をしていた頃の話。
6年生の卒業を祝う謝恩会での出来事。
私は卒業生の担任。
四年生、六年生と二年間の受け持ち。
クラスは、男子2名、女子4名の少人数クラス。
大人数の学校から移動し、少人数クラスというとても密度の濃いせいかでした。
教育の原点を感じさせられ、本当に心の中から仕事を楽しめたクラスでした。だから、自分の不甲斐なさ、力のたりなさを強烈に感じ、悩みに悩んだ担任生活でした。
そんな思いを、最後のスピーチは赤裸々に淡々と話しました。当時、その年で教師という仕事を辞める決心をしていて、本当に最後のスピーチのつもりでした。
そんな思いが伝わったのか、会場からすすり泣きの声が漏れ始め、僕も涙ながらのスピーチでした。
あんなに素直に恥ずかしげもなく自分の気持ちを大勢の前で話したのは、後にも先にもあの時が最後です。決まった!とは違うかもしれませんが、あの時のスピーチは忘れられない上出来のスピーチだったとおもいます。
ちよ
男性/45歳/東京都/会社員
2019-06-10 17:43