近況報告
転職して初めての休みを迎えます。月曜日から金曜日まで基本残業なしの職場など前職ではありえないことだったので「本当にそうなんだ」と実感しています。
利用者さんとのコミュニケーションをどう取ればいいのか、ほんのちょっとハンデがあるだけで年上の利用者さんへの言葉遣いはどうするべきか、などベテランの人であっても答えが出ない問題を目の当たりにしています。
時には感情の起伏が激しく怒られたり、手で制止したり、逆にされることもありますが、最も人間らしいのは利用者さんじゃないか、と最近感じます。
感情や欲求がうまく制御出来なかったときに、それを必死に伝えようとしてさまざまな行動や言語を話すという手段を取っているだけであって、正直に生きていることに間違いはないはずです。
ただ、最低限社会の中で生きて行くために必要なことであれば、支援する側がきちんと何度でも伝えなければいけないと思います。
そんな中で一つ気になることがあります。「発達」「知的」「身体」「更年期」「腎機能」「高次脳機能」など、いわゆる「障がい」と名のつくものはたくさんあるにも関わらず、なぜ前者二つは特に差別され、忌み嫌われてしまうのでしょうか?なぜ会社の同僚のように、「こういう人もいる」と多様性を広げてもらえないのでしょうか?街中で見かけても奇異な目で見る人が多いのでしょうか?
私には正直分かりません。一生懸命日々を生きて、出来る限りの社会参加をする意思がある方はたくさんいらっしゃいます。確かに働いていて感情が先行しムカッとする時があることは否定しません。だからと言って、利用者さんを奇異な目で見ることは決してありません。
そんなに雇用契約を結べるか否かが重要なのでしょうか?出来ることをもっと伸ばし、その場所のプロになっていただこうとは思わないのでしょうか?別に健常者と仕事を学ぶ過程やプロセスは何も変わらないはずなのに…心から思います。
ビギナーロック
男性/28歳/東京都/就労支援スタッフ
2019-06-22 16:16